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久方ぶりにエプソンから新しいプロセレクションプリンタとしてSC-PX5VⅡが2014年11月から発売開始されるとの事で購入するか検討も兼ねて調べてみました。
エプソンリンク:http://www.epson.jp/products/pro/scpx5v2

SC-PX5VⅡは長らくエプソンのプロ定番モデルとして君臨してきたPX-5Vのモデルチェンジ機であり、
前機の発売が2011年2月24日であるので、実に約4年弱ぶりのモデルチェンジということになります。

インクジェット方式での写真出力はもう既に画質、耐久性においてもかなりのレベルに到達しているので、今後どのような方向性に進むのかというのは興味がありました。
進んだ方向としては、更なる『黒』の改善。

先日、写真展でエプソンがブースを構えてこの新プリンタの紹介しているので、プリントを拝見したのですが、やはり黒が素晴らしいという印象でした。黒背景のイメージとかでは写真に立体感が出ており、これはどういう仕組みになってるんだろう?とぼんやり思っていたのですが、製品ホームページを見て納得。
新マットブラックを採用し、従来のK3インクよりも用紙の表面付近に定着しやすくなり、さらに重厚感のある「黒」の再現が可能になったとの事。

私的には、従来の銀塩プリント方式と比べて、インクジェット方式の優れているポイントは、『白』の出し方が非常に簡単になったという事でした。
銀塩方式では、まずスカッとした良い白が出しにくい上、薬品に状態によって白の状態が日々変化していくというかなりハードな状態であった訳ですが、インクジェット方式では白は用紙の白色度をみて選択すれば良いだけです。
また、白色度が高い用紙であれば、モニターとのマッチングも色かぶりの傾向が掴みやすく補正しやすい訳です。

そして今回、黒が大きく良くなったSC-PX5VⅡが出てくることでインクジェット方式の写真において最高の『白黒』が揃った!というかなりテンションが上がっていたのですが、本体価格を見てダウン。
(9万越えはさすがに高いなと、、)そんな事を考えながら台風をやり過ごす今日。

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