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というわけでついに、写真・デジタルアート用品販売サイト「ART PLUS ONLINE -PHOTO BAZAAR-」がサービス開始の運びとなりました。あえて4月2日に発表させて頂いたのは、4月1日だとエイプリルフールでウソと思われても困るなぁと思ったので、1日ずらして本日の発表と致しました(笑)

PHOTO BAZAAR(バザール)リンクwelcome

PHOTO BAZAAR(バザール)は物の売買ということなのでネット上の設定、登記やらで少々時間取られてまして、なかなかこちらを更新する時間が取れませんでしたが、これからはまた頻繁・色んな情報をシェアしていければと思います。
また、追々BAZAARを立ち上げるに至った経緯、どういう所を狙っていくのかなどをこちらの方に日記的(カテゴリー#中の人日記)に書いていければとも思っていますので、HACK共々BAZAARも宜しくお願い致します。

 

PHOTO BAZZAR & ART PLUSについて
そしてこのPHOTO BAZAARでメインに販売していくのがART PLUSのインクジェット用紙です。
ART PLUSというのは中東一の都市ドバイで生まれた新興の高品質写真インクジェット用紙ブランドになります。中東の資本にヨーロッパの各製紙メーカーが協力する形で進められています。
かくいう筆者もこのART PLUSブランドの立ち上げに初期から携わりました。

ART PLUSの用紙でプリントを行った写真アート作品は、今ではドバイの富豪や政府関係からも受注を頂け、
随分と伸ばしています。
直に工房とギャラリーを運営することで、着実にノウハウを蓄積していっていますので、多少時間差はありますが、ギャラリー・工房の現場最前線という形で状況を伝えていければと思います。
ドバイのギャラリーFBサイト:www.facebook.com/ARTPLUSDUBAI?fref=ts

 

今後、BAZAAR&ART PLUSをどういう風に日本で展開していくか?
当面は自宅のインクジェットプリンターでキレイに家族写真をプリントしたい!と思う方からガシガシ作品作りを行うプロ、セミプロの方々、幅の広いインクジェット写真ロール紙が必要な写真店まで高品質で低価格の商品の供給を通じてサポートしていきます。

とはいえ、既存のプレイヤーがいる市場にガシガシ当たっていくというのは性に合わないですし、業界全体でみれば非効率になりますので、日本写真市場を俯瞰した時にこの部分が抜け落ちているなぁと思う部分を補完していくような感じで進めていければと思っています。

日本で抜け落ちていると思う一つの分野がキャンバスプリントです。
どこかの話で欧米の方では写真店に持ち込まれる写真プリントの10~15%程はキャンバスであり一般的になってきているという事を聞きましたが、日本の方では全くその気配すらみえません。

ホーム用インクジェットプリンターで使用できるA3、A3+のキャンバスシート紙などは、日本のネットや写真店で見かけませんし、売っていても写真をプリントするのに品質が十分でない用紙であったり、海外ブランドのもので値段が高すぎてちょっと試してみようという気すら起こらないものばかりです。

A3、A3+シートのキャンバスがあれば、自宅で20x25cm、20x30cm、25x30cm、30x30cmサイズのキャンバス作品を簡単に制作することができるのですが、、、また、それらに使う木枠も同様で、なかなかに入手困難です。
木枠などは画材屋さんで販売しているのみで写真店では見つけることができませんし、画材用なので、サイズの表記が写真向けではなく分かりにくいです。FサイズSM、Pサイズ、30号とか、知らない人にはどのようなサイズなのか意味不明。

そういった日本で抜け落ちている部分を補完していくことで、少しでも日本の写真文化に貢献していければと思います。ちなみにBAZAARで購入できる商品でドバイ時代のモノクロ写真画像で下キャンバスを作成してみました。サイズは20㎝x25cmになります。なかなかいいんじゃない?と自画自賛しています(笑)
canvas

また、第一弾の取扱商品として、インクジェット写真用紙プロフォトグロス265とプロフォトサテン265を発売していますが、こちらは写真用紙としてはスタンダードな光沢紙と絹目半光沢紙になります。
市場にあるこれらと同品質のインクジェット写真用紙は、キャンバスと違いネットや写真店でも比較的簡単に購入する事は可能ですが、どれも値段が高いなぁというのが印象です。だいたいA4サイズx20枚入りで1200~1500円程が一般的のようです。
これをBAZAARでは850円(税込)と約2/3程度の価格で同品質のインクジェット写真用紙を売り出しています。
高品質な写真用紙を低価格で購入できる環境を提供することで、皆様の写真プリントをするハードルが少しでも下がればという思いからです。

 

今、写真が面白い、デジタル暗室(ダークルーム)が熱い
そうは言うものの、デジタル化以降、最近は自宅でも写真店でも写真プリントなんてしなくなってしまったなぁと思われる方も多いと思います。

フィルムカメラ全盛の十数年前に写真の現像・プリントといえば、撮影の終了したフィルムを写真店に持ち込み、フィルム現像・プリントをお願いするという写真の根幹である色作り・仕上りを持ち込んだ写真店に任せるしかできず、日数も掛かる、また写真用紙もテカテカのグロス調の用紙しか選択肢がないという表現性が大変限られたものでした。

しかし、ここ近年、写真好きの間で急速に進んでいるのが、自らデジカメで撮影した画像を、専門ソフトでデジタル現像、加工・編集、プリントまで一人で行うデジタル暗室(ダークルーム)というものです。また、この一連の作業が非常に面白く、選択肢も多彩です。

デジタル暗室(ダークルーム)において、一般的に利用される家庭で据え置きできるインクジェットプリンターでは、既存の光沢、半光沢の写真紙はもちろん、上で触れたキャンバス、アート紙、布など変化に富んだメディアに写真画質のキレイなプリントを写真サイズでいう大判相当(4切り,6切り)を簡単に自宅の一室でプリントする事が可能となっています。

撮影したデジタル画像を、専門ソフトで自身が意図する表現に追い込み、自身の好み・作品の風合いに併せたの紙(メディア)を選択し、大判プリントし、額装するという流れは一昔前では味わう事ができなかった新しい体験と高い満足度です。
写真は古く限定的な表現・単なる記憶媒体としの役割を超えた新しい「アートフォトグラフ(芸術写真)」として昇華を遂げようとしています。

個人的には写真はこれからどんどん面白くなると思います。
弊社の商品、他社商品を使用してでも構いませんが、是非、一度自身でプリント作業を体験される事をおススメします。

また、それらの感想をTwitterやFacebookなどのソーシャルメディア上でもメールでも構いませんので、
感想を頂けると嬉しいです。
とにかく一人でも多くの方に写真プリントを自分でする素晴らしさを知って頂きたい。
そうすると、忘れかけている写真プリントの楽しみが思い起こされる気がしてくると思います。

2014年4月吉日

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